羽田空港から1日1便だけ出ている、ANA375 オホーツク紋別行きに乗ってきました。
乗ってきた飛行機にまた乗って、羽田へ帰ってきました。
いわゆる「タッチ」というやつです。本日は、そんなお話です。
きっかけはパラダイス
「飛行機に乗るのが好きな人の気持ちがわかれば、飛行機嫌いもなおるかもしれない!」という謎の思いつきから、アマゾンで評価の高かったパラダイス山元氏の著書『パラダイス山元の飛行機の乗り方』を読んでみました。
サブタイトルは、「1日11回搭乗の「ミリオンマイラー」が教えるヒコーキのあれこれ」です。
1日11回てなんですかね・・・・。
パラダイス山元氏は、マンボミュージシャンであり会員制餃子レストランのオーナーでありマン盆栽の家元であり入浴剤ソムリエであり国際サンタクロース協会公認のサンタクロースであるとっても多才な方です。
「タッチ」という言葉も、山本氏が命名されたのですね。
プレミアムクラスが安いです!
坂上はちっとも「紋別」がどこかわかってなかったので調べてみました。ココです。
札幌はココ。
札幌(新千歳)はプレミアム旅割28がないようなので、単純な比較ができないのですが
オホーツク紋別行きはだいぶ安いことがわかりますね。
『飛行機の乗り方』的にはタッチ
流氷タッチの魅力は『飛行機の乗り方』に譲るとして、読んだらがぜん実行したくなったため
きづいたら、日帰りの航空券をおさえていました。
パラダイス山元氏によると、1時間以上空港に滞在してしまうと「タッチ」ではなく「ステイ」になるそうです。
わずか8席 プレミアムクラス
羽田―オホーツク紋別の機材は、ボーイング737-800という飛行機です。
エコノミークラスが3-3の6アブレストな中型機ですね。
そのため、プレミアムクラスもたった8席。
エコノミーで中型機だと「あー・・・」というきもちになりますが、たった8席のプレミアムクラスとなるとなぜか特別な感じがする不思議。
今回はパラダイス山元氏おすすめのプレミアムクラスをおさえることに成功しました。
条件付運行になってしまった
1週間前から紋別の天気を追っていました。なぜか搭乗の日だけ雪マークといういやがらせにもめげず、前日くらいに曇り/晴れになった!
と思ったら、ANAさんからお便りが・・・・・・
結局、「紋別で降りられなかったら羽田に戻るかんね!」という条件付運行になりました。
パラダイス山元氏なら喜ぶ状況なのでしょうが、坂上の胃がより痛くなりました。
ANAラウンジもちょっと慣れました
さて当日。プレミアムクラス搭乗なので、はりきって早めに羽田空港へ到着。
最寄駅―京急蒲田までは定期の区間内ということだけが、いまの会社に勤めていてよかったなと思うところです。
平日ですので会社へ向かう社畜たちで埋まる電車を京急蒲田で乗り換えて、羽田空港国内線ターミナルへ。
プレミアム保安検査を受けて、さっそうとANAラウンジへ向かいます。
ちなみに同日に予約が2件入っているせいか、IC読み取りがエラーになりました。そのため2次元バーコードを読み取らせて通過します。ラウンジも同様です。
条件付運行なんてもう朝から酒を飲むしかないですね。おつまみもいただきました。
このプライベート感のあるブースいいですね。とても過ごしやすかったです。
緊張の搭乗~着陸まで
天候のせいか?紋別行きは5分という微妙な遅れでスタートです。
紋別行きは、ゲートが701でした。バスで搭乗機まで行くタイプです。
このバスで紋別まで行けたらいいのに・・・・。
バスの中からぱちり。外から眺める分には飛行機ってカッコよくて大好きなんですけどね~。
荷物が大きい人はたいへんそうだった階段。
さいごのバスの到着を待ちます。
足元にゆとりがあるのはホントに快適ですね。
リクライニングの操作はこちらで。
プレミアムクラスでの搭乗ではもちろん酒を飲みます。これは酒好きだからというより、酔って機上ということを忘れるためです!
往路は昼食の時間帯なので、プレミアムGOZENが楽しめます。
本日のメニューはこんな感じでした。冷たいごはんは食が進まないので、あたたかいお味噌汁がとても美味しく感じられました。
せめてあたたかければ・・・・。
珈琲をお願いしたときにつけてくれたクッキーがとても美味しかったです!
あっという間に時間は過ぎ、ランディングからの着陸です。『飛行機の乗り方』的には窓から見える流氷などを楽しまないといけなかったので、勇気を出してカメラを構えましたが座席の選択を間違えてました。海側ではありませんでした・・・・(A列です)
海側だったとしても、雪のせいで見られなかったようです。無念。
オホーツク紋別空港はこんなところ
オホーツク紋別空港へ着陸すると、ボーディングブリッジはないのですぐ外気にさらされることとなります。
ビビって2月は避けたのですが、3月上旬の北海道はまだまだ真冬。横須賀とは違う空気に包まれます。この日は-1℃でした。
振り返って搭乗機をぱちり。でかくて全体が入りませんが。
歩いて空港内へ入ります。
1日1便しかないので、その飛行機が飛んで行ってしまうとさっさと閉める体制に入られるようです。
お土産屋さんも休憩所も、その1便の前後ちょっとしかあいていません。
とってもこじんまりとした空港です。ターンテーブルもこれだけw
ラウンジはもちろんありません!
折り返しの保安検査を受けるのが搭乗15分前まで。
紋別の地に降り立ってから実質10分しか自由時間がありませんでした。WC行ってお土産買ったらもう保安検査!みたいな速度です。
こちらから入って保安検査を受け、
飛行機に乗れるようになるのを待ちます。優先搭乗はいちおうあります。
そして再緊張の復路へ
自由時間はあっという間に過ぎ、乗ってきた飛行機で羽田へ戻ります。
CAさんたちは往路と同じ方々です。「あら!おかえりなさいませ~」と歓迎?されました。
羽田―オホーツク紋別は、パラダイス山元氏のおかげでタッチする言い訳もありますしね。
緊張の搭乗からの離陸~水平飛行に入って一安心。そしてプレミアムクラスのお楽しみ、食事のじかんです。
復路はプレミアムSABOです。
あったかいスープを頼めるのがありがたいですね。画像に入ってないですが、きのこのポタージュをいただきました。
焼酎のお湯割りもいただきました。60mlの小さい瓶がかわいいです。
まとめ
「今年はANAの上級会員めざしちゃおうっかな~」と思い立ったときに、坂上が決めた方針は
「すべての旅程で楽しむこと」「まったく同じ行程は組まない」でした。
そのため、いわゆるPP単価(1プレミアムポイント当たりいくらで乗れたか)というのは多少気にしても、それだけで決めることは避けて飛行機に乗っています。
そもそも旅行が楽しいのであって、その延長線上にある上級会員への過程がつらいものだったら意味ないですしね。
今回の流氷タッチのように、すべての旅程で楽しんでいきたいと思います。
流氷がみられなかったので、今度は泊まりでリベンジでもしますかね。