エアチャイナ(中国国際航空)が毎月20日から実施している、飛得エアチャイナバリューを利用してビジネスクラスでクアラルンプールまで行ってきました。
エアチャイナを選んだ理由
エアチャイナに乗ることにした経緯はこちら。
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エアチャイナ(中国国際航空)飛得エアチャイナバリュー ビジネスクラスが安い!
ビジネスクラスには乗りたいけど、何十万も出せないよ! という方(坂上含)におすすめ、格安ビジネスクラスが売りに出ています。 エアチャイナ(中国国際航空)とは。 中国のフラッグシップキャリアであり、 ...
ANAの上級会員を目指すうえで、同じ航空連合(スターアライアンス)に加盟していて、マイルもプレミアムポイントも貯まるエアチャイナのビジネスクラスがかなりお安く乗れることを知り、好奇心で生きている坂上的にどうしても実行してみたくなってしまったのです。
あいだにANAの海外発券航空券で羽田に戻り、またKLに帰るというおまけもつけました。
往路編
エアチャイナのWEBチェックインは超使えない!
そもそもエアチャイナは公式サイトにあるように、WEBチェックインできる空港が限られています(成田・羽田・関空・名古屋・福岡のみ)。
その上、WEBチェックイン可能な空港である羽田でのチェックインをしようにも
いくら探しても乗り継ぎ後の「Beijing→Kuala Lumpur」の記述が見つかりません・・・。
ひとまず羽田-北京間をWEBチェックインしてはみましたが、羽田空港のチェックインカウンターにて確認したところ、乗り継ぎ便のWEBチェックインはできないとのこと。
結局、羽田空港でカウンターに行って発券してもらうしかないようです。
使えねえ・・・。
ビジネスクラスのカウンターは、前に1組のみだったのでさくっとチェックイン可能でした。
まだ前の便の受付中でしたが、手続きしていただけました。
はじまりはANA LOUNGE
エアチャイナでビジネスクラスに搭乗する場合、羽田空港ではANA LOUNGEが利用可能との案内がありました。
ちょうど6:30を過ぎたところだったので、オープン時間がとても短い(なんと6:30から13:30まで)114番ゲート付近にあるラウンジに伺ってみることにしました。
看板はまだクローズでしたが、ちゃんと開いてました。
エアチャイナの搭乗券を見せて、中に入れてもらいます。
オープンしたてのラウンジはとても空いていてよいですね~
ヌードルバーにてとんこつラーメンを注文。
お味は冷食レベルですが、まあラウンジですし・・・。
ビールサーバー発見!
朝7:00から飲むビールに浮かれます。
ほかのお酒も各種そろっており、調子に乗ると搭乗前にぐでんぐでんになりますね!
アサヒスーパードライが妙に美味しかった。サーバーのお手入れが行き届いているのでしょうか。
ANA国際線ラウンジのお食事は、ごはん・パン類
軽食類が用意されています。出発前におなかを満たせますね。
日本酒のコーナーもありました!
喫煙室は窓がないタイプでした。
もう一か所のラウンジは窓から飛行機を眺められるのに、ざんねん。
ANAさんの顧客にも一定数喫煙者はいるのですから、ラウンジ内に喫煙席を設けてくれてもいいと思うんですけどね~。
こちらはラウンジのソファ席から撮影したものです。エアチャイナは見つかりませんでした。
空港で飛行機を眺めていると、時間が経つのを忘れてしまいますね。with酒だとより一層。
朝酒を堪能したのち、ゲートへ向かいます。
北京までお世話になる機体が待っていました。
搭乗券に書かれていたボーディングタイムは40分前となっていたので、その通りに向かいましたが
ゲートオープンは30分前でした。なぜ40分前と書いた・・・。
羽田ではきちんと優先搭乗・それ以外と列に分かれていて、スムーズに機内へ転がり込むことができました。
ブリッジも、もちろんわかれています。
北京までの機材はエアバス A321
短時間だし、朝なのでこのシートでじゅうぶんですね。
中国っぽい、赤い毛布つきです。
リクライニング機能はこんな感じで、取っ手?を操作します。
ANAでいうところのプレミアムクラスくらいのゆとりでしょうか?
スリッパの袋がやぶけているのはご愛敬。
搭乗すると、CAさんがウエルカムドリンクをトレイにもって運んできます。
その中からオレンジジュースを選びましたが、言えばシャンパンもあったみたい。
乗ってすぐにメニューを渡されます。エアチャイナに乗ってウエスタンもないでしょうし、中華一択です。
中国語のメニュー。もちろん英語もありますが、中国語はなんとなく言いたいことがわかるのでいいですね。
注文を取ってくれると、メニューは回収されていきます。
食後だとばっかり思っていたお茶が食前に出てきます。ならお酒を頼んでおくんだった・・・。
このピーナッツとアーモンドは定番のようです。
朝ごはんの時間帯なのであっさり目。そこそこいけます。
拍子抜けするほどあっさり北京首都国際空港へ
PM2.5が原因で着陸できなかったりするらしいと聞いていたのでかなり緊張していたのですが、順調に降下しあっさり着陸してくれました。
窓から見える風景も、霞んでいたりすることなくとてもきれいな晴天の景色でした。
北京やるじゃんと思っていましたが、北京さんが本気出したのはここからでした。
鬼門の北京首都国際空港の乗り継ぎ編はこちらからどうぞ
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エアチャイナ(中国国際航空)ビジネスクラス搭乗記① 北京空港での乗り継ぎと保安検査の注意点
エアチャイナに搭乗する上で、避けては通れない中国の空港での乗り継ぎについて 今回は、北京首都国際空港を経由してクアラルンプールまで行ってきましたので 注意点などをまとめてみました。 下調べさえしておけ ...
北京首都国際空港でのファーストクラスラウンジ利用(ラウンジどころかすべて禁煙)
エアチャイナは、ビジネスクラス搭乗でもファーストクラスラウンジが利用可能です。
エスカレーターもしくはエレベーターで2Fのラウンジに向かいます。
ビジネスクラスラウンジのほうがかなり混む上に作りは同じだそうなので、ビジネスクラスに乗る方はファーストクラスラウンジに行った方がよいようです。
「あーこれでたばこが吸えるわー」と思った坂上は、ラウンジのおねいさんにライターを貸してくれと頼みます。
そうしましたら「北京空港は、すべてのエリアが禁煙ですマァアム」
すべてのエリアが禁煙です。
すべてのエリアが禁煙です。
日本で見かける中華系の方ってけっこうたばこ吸ってるイメージがあったのでこれにはびびりました。
出国して外に出ない限りたばこは吸えませんので、乗り継ぎ時間的にも諦めました。
くそう、北京国際空港め・・・。
ヌードルバーがあり、ちょうど麺が並べられたのでもらってきました。
坂上がラウンジにいる間、ヌードルバーに専属の人はいませんでした。巡回している方に頼むんでしょうかね?
青島ビールもゲットして寛ぎのひととき!
こちらは牛肉面とあったものです。太麺でした。
その他食べ物は中国っぽいものが並んでいました。
仮眠室やマッサージチェアも取り揃えており、ラウンジの機能は充分です。
コンセントもユニバーサルデザインのもので、日本の充電器がそのまま使えました。
ただし、wifiは使えたもんじゃないようです。
北京からはエアバス A330-300
クアラルンプール便は、バスで搭乗機まで向かいます。
ビジネスクラスの優先搭乗はありましたが、結局同じバスにエコノミーの方々も乗せていました。
漢字で見ると、プレミアムエコノミーがいちばん強そうですね。
クアラ ルンプールは漢字でこう表現するらしいです。
バスから降りて機体へ向かいます。
撮影していたらどんどんと遅れ、ビジネスクラスの入り口はCAさんでブロックされている始末。
搭乗券を見せて、ビジネスクラスに乗り込みます。
羽田―クアラルンプール便の後半は6時間30分の搭乗となります。
到着も22:20(日本時間で23:20)予定となりますので、フルフラットで寝ていきます!
画像撮り忘れましたが、「First Class」とかかれたお布団が使えました。寝心地よかったです。
ウェルカムドリンクの種類は羽田からと同じですが、シャンパンも並んでいたので迷わず選択。
さらに靴のままでいたら、CAさんがスリッパを袋から出して並べてくれました。
それを待っていた訳じゃなくて、水平飛行になるまでは靴を脱ぐなっていうばっちゃの遺言なんだ・・・。
スタッガードではないので、窓側だと通路側の人をまたいで通路に出ないといけません。
そもそも窓側を選ばない坂上には関係ないですが。
さすがのフルフラット。足元のゆとりがハンパないです。モニタが遠いw
拍子抜けからの北京国際空港の本気を見た
さてタクシーがはじまり、離陸までの緊張のひとときと思っていましたらアナウンスが。
中央滑走路を閉鎖しているため、混雑で順番待ちとのこと。
窓の外を見ると、飛行機たちの列が・・・。
ちなみにアナウンスは中国語→英語しかありません。日本人のCAさんがいるときは日本語アナウンスもありましたが、坂上の旅程では4便中1便だけでした。
結局、この便は1時間くらいかかってようやく離陸しました。
さて機内食タイムです。
一便目の教訓を活かし、飲み物はビールをお願いしておきました。
お食事は中華からトリを選択しました。このトリ、エアチャイナの機内食の中ではいちばん美味しかったです。熱々補正もあるとは思いますが。
あとビールによく合う!
にんにくが粒のままごろごろ入っておりました。
そのほかはうーんという感じでしたが、奥のくるみは美味しかった。
デザートはチーズの盛り合わせ・ケーキから選択。それとフルーツが出てきます。
バスへの搭乗も遅れ、離陸も遅れたのでクアラルンプール空港に着いたのは予定より2時間近く?遅くなりました。
もう時計を見る元気もなかったです・・・。
空港からすぐのホテルをとっておいたので、すぐたどり着けたのが自分でもグッジョブでした。
入国審査は優先レーンが利用可能です。機上で案内の紙を渡されます。
レーンの上に掲示されている番号表示がわかりづらいので、こちらの看板を参考に並んでください。
復路編
チェックインはカウンターのみ
クアラルンプール空港では、エアチャイナのWEBチェックインができないのでカウンターが空くのを待つしかありません。
3時間前からスタンバっていましたが、開いたのは2時間40分前くらいでしょうか。
Fカウンターでした。
チェックインがカウンターのみなので、エコノミークラスは大混雑していました。
坂上はビジネスカウンターで2組目。待ち時間が少ないのは本当に楽ですね。
クアラルンプール空港ではゴールデンラウンジ利用可能
昨年も訪れたゴールデンラウンジに再訪することとなりました。
今回も深夜でしたがそこそこ混んでおります。
シャワーも利用してみました。順番待ちでしたが、15分ほどで呼んでもらえました。
シャワーのところにあるカウンターにてシャワーを使いたい旨を告げると、「混んでるからあとで呼ぶよ」と言われます。
名前もナニも聞かれないので、シャワーのすぐ近くのテーブルで待機しておりました。
渡されるのは、バスタオルとシャンプー・シャワージェルのみです。
女性は自分でアメニティ持ち込み要ですね。
シャワールーム内にシャンプー類を置く棚もありません・・・。
バスマットもないので、うっかり洋服を落として濡らさないようにお気をつけください。
おまけにトイレの個室が並んでいるその向かいにシャワールームがあるような作りなので、落ち着きません。
※個室のシャワールームの中に専用トイレがあるわけではありません。
ラウンジはやっぱり日本のがいいかなー。
復路は2便ともフルフラット
復路は北京まで、羽田までともにA330-300でした。
さすがにこの旅程3日目の深夜~4日目のお昼までの行程なので、フルフラットはとてもありがたかったです。
北京から羽田までは短時間でしたが、それでもぐっすり眠ってしまいました。
まあ、北京からの離陸時はやっぱり順番待ちをする羽目になったんですけどね・・・・。
クアラルンプールでの搭乗は、優先搭乗・エコノミークラスの列が分かれていないため
人々をかき分けて、搭乗券を見せて乗り込むというカオスな感じでした。
「Buinessclass~」という発言を聞き逃していたら、優先搭乗すらできなかったと思います。しかもその発言、アナウンスではなく肉声でしたし。
搭乗自体も30分ほどの遅れでした。 無事に機内に収まれたので祝杯をあげています。
ひと眠りしたあとの朝食(1回目)。エアチャイナはかなりギリギリまで眠らせてくれるのがとてもよいです!
奥のたまごはめちゃ塩からいです!
かなり粉の解け残り感がある珈琲を出されましたが、その後けっこう揺れてすっかり溶けました。
それ込みで解け残り?
さいしょはイラッとしていた、安全ビデオのこのパンダも4回目となるとちょっとかわいく思えてきました。
エアチャイナにご搭乗の際にはぜひパンダをお楽しみください。
帰りの北京―羽田間はだいぶ空いており、ひとりで2席独占できました。
北京-羽田間の朝食(2回目)。なんど粥食ってるんだよってほど食べましたね。
2回とも袋入りのザーサイが出てきました(パッケージの写真はだいぶ嘘です)。
塩辛すぎなくてお粥にちょうどよかったです。
搭乗・離陸に時間がかかったので、羽田到着は1時間ほど遅れました。
羽田空港って本当に偉大ですね。
ただし、隣に中国人男性が座るとかなりの確率でクチャラーだと思う・・・・。
まとめ
正直中国の航空会社ってどうなの?と思っていましたが、サービスについては想像よりよかったです。
機内食もそこそこ美味しかったですし。モノによりますが。
北京国際空港の遅延についてはエアチャイナのせいではないですし、遅延はほかの国の航空会社でもこんな感じだしなあといったところです。
航空券の値段を考えたら、かなりコスパに優れている印象でした。