大腿骨骨折からの手術から、36日目にようやく退院しました。
理学療法士さんには「退院してリハビリの時間が減ると後退する」と心配され、
生来負けず嫌いな坂上は「なんとしてでも前進してやる!」と気合を入れて、退院後のリハビリに励むことにしました。
です!
大腿骨骨折の理由:ありえないくらい派手にすっ転んだ
骨折後の処置:緊急搬送され、ボルト(γ-ネイル)装着
退院後のリハビリ記録
ケガから退院までの記録はこちらです。
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大腿骨転子部骨折リハビリ記録①:入院~転院まで
右の大腿骨を折りました。 受傷の詳細は、公の場所でのことなので割愛させてください。 まあ、あり得ないほど右腰を強打したということだけ(手すらつかず、腰だけ打ちました)。 入院中不安じゃないですか。 骨 ...
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大腿骨転子部骨折リハビリ記録②:転院~退院まで
すっ転んで大腿骨転子部を折った、アホの子の記録です。 大腿骨骨折の理由:ありえないくらい派手にすっ転んだ 骨折後の処置:緊急搬送され、ボルト(γ-ネイル)装着 続:大腿骨転子部骨折の記録(転院~退院) ...
受傷・手術後37日目(退院後1日目):鍼灸院2回目
今回から、刺した鍼に電気を流して筋肉を刺激するという恐ろしげな治療が加わりました。強さは10段階で、「通常なら1でも筋肉は動き出すはずが、坂上さんは3-4まで上げないと動かない」と言われました。
もともと少し浮き足気味だったこともあり、しっかり足で踏ん張れるように5本指ソックスをAmazonで仕入れておきました。
素材にも少しこだわりました。
受傷・手術後38日目:初外来リハビリ
この日は家からリハビリへ向かいます。病室からなら数十秒ですが、自宅から松葉杖での徒歩だと15分くらいかな。
自信がなかったので、家の目の前までやってくる病院バスを使ってしまいました。
膝関節の曲がり具合は125°
後退はしておらず、ひと安心。しかし目指す150°まではまだまだですねー。
リハビリで膝の曲がり具合を計測する角度計(ゴニオメーターというそうです)が気になっていて、Amazonで買ってしまいました。
なんでもあるな、Amazon
これです。
理学療法士さんはだいたいお持ちです。
午後はお休みをいただいている職場に復帰できるのか、休職のあいさつがてら行ってみました。
ネックは最寄駅から約1kmの道のり。
ふだんは10分ほどで歩けるのですが、この日は20分かかりました。
まあ今までが速すぎただけで、これならそこそこいけそうという感想です。
上司&総務の方とお話をして、翌々週から週2-3日で復帰ということになりました。
運悪く梅雨入りしてしまったので、翌週はほとんど雨の予報だったためです。
その後は車で買い物に連れて行ってもらい、しばらく引き籠れる食材を仕入れました。
帰宅後、自宅の浴槽を右足で乗り越えられることに気づきました。
日本人はやっぱりオフロでストレッチって効果あるような気がするじゃないですか。
毎日かかさず入浴をして、ストレッチをがんばろうと思います。
受傷・手術後40日目:鍼灸院3回目
鍼灸院に行きました。
初回をやってくれたおにいさんが、今日また担当してくれました。
前回のおねえさんより丁寧で、鍼をうったときの衝撃もあるので(痛いけど効果があるような気はする)、このおにいさんを指名したほうがよいのかなという気分に。
鍼がおわったら近場をウォーキング。
長時間(といっても10分以上くらい)歩くと、松葉杖を支えている左手のひらと右足つけ根に痛みが出てきます。
帰宅して昼食をとったら、眠気に負けてお昼寝をしてしまいました。
退院後の自主トレは、
ウォーキング20分(1kmちょい)×3
筋トレ(下半身と腰・おなかにわけて4種類ずつ1日おきに)
エアロバイク30分(7.5kmくらい)
オフロ上がりのストレッチ(全身まんべんなくやると所要時間50分ほど)
としました。
受傷・手術後41日目:膝下が痛い!
本日も週2の外来リハビリへ。
膝関節の曲げは一気に140°を記録しました。
一昨日くらいからの膝下痛を訴えてみたところ、膝が曲がるようになってきて動きが増え
腿とすねの筋肉をつなぐ膝関節に負担がかかっているんだろうとのこと。
マッサージをしてもらい、おしりの筋トレの復習などをして終了。
この日は雨で、初雨の日の松葉杖外出となりました。
なるべく杖に頼らず、ナナメではなく垂直に杖をつくように&右足にしっかり荷重をして慎重に歩行。
歩幅がかなりせまくなってしまい、ちょっとの距離も時間がかかります。
なんとか無事に帰宅しました。
あらたに提案されたリハビリメニューのため、Amazonにてボールを購入。
受傷・手術後42日目:ボールでバランス
鍼灸院4回目です。
刺されたときに「いたっ」と言うと、「いいところに当たりましたから!」と鍼灸師のおにいさんがドヤ顔します。
電気もだいぶ感じるようになってきました。
左足をボールにのせ、転がします。
んで右足でバランスをとるのです。
もちろん何ともない足なら問題なくできることなのですが、すっかり衰えた右足ではかなりの難易度です。
つい傾いた姿勢になってしまうので、両肩をまっすぐ平行に心がけるのも今の坂上には難易度高し、です。
しかしながらこの程度ができないと片足立ちなんて夢のまた夢、地道にがんばりますかねー。
受傷・手術後45日目:初外来受診
退院後、はじめての整形外科受診です。
レントゲン撮影し、その画像をみせてもらうと折れたところに「仮骨」ができてきていました。
※「かこつ」と読み、折れた骨が治る段階で、患部にもやっとした映像が映ります。
これがもとの骨の太さになって、癒合するそうです。
手術後7週めなので、大腿骨転子部の骨折としたら順調ということのようです。
次回の診察は1か月後となりました。
傷に興味なさすぎでしょ。
その後のリハビリでは、膝の曲がりが150°に!
ただし正座はもう少し・・・という感じです。
かかとがおしりには触れているのですが、体重をのせるまでは到達していません。
受傷・手術後46日目:鍼灸院5回目
この日は雨のせいもあり?打たれた鍼がぜんぶ痛かったです・・・
1回目は4本だった鍼も、増量して6本になってました。
そのあとに流す電気もかなり痛く、1でじゅうぶんな気がしました。
受傷・手術後47日目:正座ができた!
鍼の次の日は、やっぱり膝の曲がりがいい気がします。
さらに浴槽の乗り越えも、退院直後より軽やかになりました。
受傷・手術後51日目:職場復帰
とうとうやってきました出社の日。
ヘタレなので車で送ってもらってしまいました。
本来の職務だと週1-3回くらい外に出る必要があるのですが、しばらくは外出免除でデスクワークのみです。
かわりに上司が外に出る羽目に。
かわいそう。
が、ずっと座っていると足がかたまってしまうのでほどほどに立ったりマッサージをしたりあまり集中力を発揮せず、8時間をぶじ過ごすことができました。
同僚に「左右の足の太さが違う!」と指摘されて、帰宅後はかってみましたところ
太ももで2cm、ふくらはぎで1cm太さが違いました。
受傷・手術後52日目:new杖の導入
Amazonさんにてロフストランドクラッチなるものを購入。
T字杖だとあまり重傷感がない(ちょっと膝が悪い方が使っているイメージ)ので
もう少し大げさなものが欲しかったのですよね。
ネットでいろいろ調べましたが、手のひらだけに荷重するT字杖だと長時間使用は
きびしい(手が痛くなる)
この杖だと、手のひらだけでなく肘にも体重を分散させられます!
軽くて使いやすいですが、やっぱり気をつけないとつい杖に荷重しすぎて手が痛くなります。
右足にしっかり荷重するくせをつけなくては。
本当にちょっとだけ左手に杖が触れていればじゅうぶんなのですが、だからといってまったくつかまるものがないと傾いてしまう、難しいお年頃です。
なぜか夫氏がこの杖を気に入り、次回の痛風発作の際には使うとのこと。
受傷・手術後55日目:階段昇降がスムーズに
これまでは両足で1段ずつ昇り降りしていた階段が、片足1段の昇り降りができるようになっていました。
右足は昇るときに少し腿の痛みがあるものの、これで移動も早くなります。
手術からだいぶ経つのですが、お酒を飲むと手術創がかゆくなります。
うつ伏せに寝て足の甲を手でつかみ、膝を曲げてかかとがおしりにつくようになりました。
気づけば、しばらく悩まされていた膝下痛もなくなっていました。
受傷・手術後58日目:正座からの仰向け寝ができるように
正座をしてそのまま仰向けに倒れて、上半身を床につけることができるようになりました。
膝曲げとしてはこれが最高峰ですかね。
準備(ストレッチ)なしでしゃがむこともスムーズに。
試してないけど、和式のお手洗いもいけるということかな。
リハビリではだんだん指導される筋トレがきつくなってきました。
要求を厳しくしてもよいと思われているようです。
受傷・手術後61日目:盲点のあぐら
ふと思いたってあぐらをかいてみたら、膝がめちゃ痛い!
股関節のストレッチでも、前後の動きはだいぶ柔らかくなってきたのに、開く方は股関節の痛みがあってちょっと遠慮がちになってしまっていたのですよね。
正座がまったく問題なくなったので、次のテーマはあぐらになりました。
受傷・手術後64日後:胃カメラ前の血液検査
大腿骨の骨折とはまったく関係ありませんが、坂上は逆流性食道炎を患っておりまして
(ちなみにピロリ菌はもともといなかったタイプ)、年1で内視鏡検査を受けています。
この日は事前の血液検査を。
ついでに貧血はどうなってるかなーとHb値を確認したところ、
14.6と、まったく問題なくなってました。
受傷・手術後66日目:今度は足首&横浜そごうへ
本日もリハビリ。
だいぶ太ももの筋肉は戻ってきたのに、足首がきちんと動けていなくて正しい歩き方ができていないとのご指摘。
ちょっと前の曲がらない膝といい、今回の足首といい、太ももに関係ないところばっかり不具合か起きてますやん。
今日のメニューは、マッサージ後に平行棒につかまってバランスディスク2個に片足ずつのせ、前後左右にバランスを取るというもの。
たしかに足首があまり動いてませんねー。
リハビリ後は、横浜そごうさんのカラダステーションというところで受けられる
In Body(体成分分析装置)での測定に行ってまいりました。
ケガ後、電車で横浜まで行くのははじめてです!
ひさびさの遠出。
たまたまケガする2日前にも測定していたのですが、全体の筋肉量が44.5kg
この日は42.5kgでした。
左足だけ見ると、7.7→7.9kgと「むしろ増えてない?」という数値なのですが、
評価が「標準」になっています。
この量なら「高」になっていなければおかしいはず。
カウンセラーさんによると「おそらくですけど、けがのむくみなどのせいでうまく電流が流れていなくて筋肉量の結果がちゃんと表示されていないんでしょう」とのこと。
これを信じるとすると、7.9kgの方が間違いで「標準」という方が正しいって結果。
ということは、筋肉は減っているのでしょうねー。
当たり前か。
それと体脂肪率も、18.8→21.5%に増えていました。
「また2か月後に測定するというのを目標にがんばってください!」と励まされました。
とりあえず、まともな数値が出るようにがんばりたいと思います。
このカラダステーションさんでのIn Body測定、予約優先制で無料でやっていただけます。
何か商品を勧められることもまったくありません。
受傷・手術後72日目:片足立ちができるようになっていた
ふと右足で立ってみたところ、体は傾くものの片足立ちができるようになっていました。
時間にして10秒くらいはいける。
これはだいぶうれしい前進ですねー。
職場への道のりも、復帰直後は20分かかっていたところを15分で歩けるようになりました。
※受傷前は11分程度でした。
受傷・手術後74日目:鍼灸院(8回目)の方針転換
鍼灸院に行き、いつものおにいさんに診てもらったところしばらく鍼ではなくマッサージでいきましょうとのこと。
右足全体をもみほぐして、可動域が狭まっているところ(主に股関節)の改善を目指します。
30分もマッサージしてもらうと、足がだいぶ軽くなります!
開く方向のストレッチもだいぶいい感じに。
受傷・手術後76日目:ひさびさ居合の稽古
習い事の居合のイベント、年3回の講習会(全国の支部が集まる)なので、
ひさびさに道着を着用し、居合の稽古をしました。
居合は正座からはじまり膝立ちでおわる技が多いため、ほとんどは見学なものの
少数の立ち技(立った状態からはじまり、立ったままおわる)ならお稽古できました。
久しぶりに長時間立っていたため、稽古中は土踏まずが痛くなりましたし、翌々日まで膝の裏が筋肉痛でした。
でもやっぱり使わないと鍛わらないですよね!
受傷・手術後81日目:お仕事の外出復活
どうしても上司の都合がつかないため、この日お仕事の外出に復帰しました。
長いときは9-17時・短いときで3-4時間、屋外を歩き回るためけっこうハードなんですよね。
休憩するにも、数分かかるパーキングに停めている車に戻るしかないし。
現地までの移動はとてもラッシュ時の電車ではしたくないし、杖が外れるまで運転はしない方がよいと主治医に言われているため、部内の若い子をパシらせて自宅近くまで迎えに来させました。
もちろん往復の運転も任せます。
調査中は、手を空けなくては仕事にならないため杖なしで。
受傷・手術後84日目:退院後2回目の外来
骨折からちょうど12週間のこの日、1か月ぶりの診察となりました。
レントゲン撮影のちに診察、週数どおりの回復とのこと。
「骨的にはもう長時間歩くのでなければ、杖なくてもいいよ」と言われました。
ただしまだ右に傾いてしまうので、理学療法士さんには「もう少し杖は必要ですね」と評価されました。
次回も1か月後、受傷後16週での診察を予約しました。
受傷・手術後87日目:ストレッチポール導入!
この日も外来リハビリ。
反り腰気味なのを前々から指摘されていましたが、腹横筋が少し弱いらしく
鍛えるためにドローイングなるものを教えてもらいました。
ストレッチポールに乗ってやるとよいらしく、帰ってAmazonで注文。
順調に増えていく、リハビリグッズ。
ただしこのポールはストレッチ用としてスポーツジムにも置いてありますし、
利用法はいろいろあるので買って損はないと思います!
受傷・手術後89日目:近所のジムを見学
自宅での筋トレに限界を感じていたため、
職場の方々が3人も通っている近所のジムに通ってみたらどうだろうと思いはじめました。
受傷・手術後96日目:ひざ痛ふたたび
調子に乗って仕事の外出2回目をした翌日午後から、ひざ痛が復活しました。
常に痛いのではなく、立ち上がった瞬間に痛みが走ります。
受傷・手術後108日目:最近のリハビリ
退院後、週2で通っている外来リハビリも今日で20回目。
最近のテーマはもっぱら「体幹」です。
このところの太もも(足のつけ根)は痛むこともめっきり減りまして、右足を下に寝ても違和感が激減しています。
杖なしで階段を昇ると太もも全体がつっぱっているような痛みがちょっとだけありますが、
以前は杖をついていても痛みがあったので、それから考えると前進していると言えるでしょう。
とうとう理学療法士さんにも「短時間なら杖なしで歩いてもOk」と言ってもらえました。
受傷・手術後116日目:退院後3回目の外来
前回より1か月ぶりの外来です。
レントゲンを撮影し、問題なく推移しているので
次は約2か月後の受傷後半年をめどに来てください、とのことでした!
リハビリも、週1回になりましたよ~。
それまでにちゃんと動かしていれば、リハビリからも解放される予定です!!
受傷後116日までのまとめ
長くかかっている骨折治療ですが、とりあえず骨がくっついたのでいったん〆
次回は、いずれやってくるであろう抜釘術(太ももの骨の中に入っている長い釘を抜く手術)についてになると思いますので、骨折日記の更新は1年後かな。
その時までみなさま骨を折らないようお気を付けくださいませ。
▼とうとう抜釘したときの記録はこちらです!
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大腿骨転子部骨折の記録④:~とうとう抜釘術~
骨折から約1年と2か月が経過したある日、転院先の主治医がその日のレントゲン写真を見てひとこと。 「もういつでも抜けるね~」 今回は、抜釘手術の記録になります。 大腿骨転子部骨折 抜釘術の記録 前々から ...